一橋大学基金 Frontier 4 Foundation

学長あいさつ

 一橋大学は、「一橋大学研究教育憲章」前文にありますように、「日本及び世界の自由で平和な政治経済社会の構築に資する知的、文化的資産を創造し、その指導的担い手を育成すること」を使命としております。一橋大学基金「Frontier 4 Foundation」は、一橋大学がこのミッションを遂行するため、全力をあげて研究教育に邁進する事を可能にするために設立されました。

 一橋大学は、幾多の先人たちの尽力と卒業生の活躍と支援により、わが国の社会科学における研究と教育をリードする大学に発展してきました。とくに社会の諸問題を解決へと導く実学としての学問研究に強みを発揮するとともに、その基盤となる基礎・応用研究も同様に重視してきました。本学はまた、ゼミナールを中心とする少人数教育によって学生ひとりひとりを大切に育成し、数多の有為な人材を社会に送り出して、日本及び世界の社会、経済、学術等の発展に寄与してきました。

 今日では社会のあらゆる面でグローバル化が急速に進んでいます。研究の内容と水準も、送り出す人材の質も、現代の社会からの要請に応えていくため、本学はその伝統を継承しつつ、さらに一段進化した研究・教育の最高学府を目指さなければなりません。

 一橋大学はそのために、次の4つのことがらを開拓すべきフロンティアと位置づけ、そこに資源を集中することとしております。

  1. 世界で活躍できるグローバルリーダーの育成
  2. 複雑化・高度化した社会に対応する高度専門職業人の育成
  3. 世界の重要課題を発見し、分析し、解決への道筋を示す先端的研究の推進
  4. 世界をつなぐ社会科学の研究・教育ネットワーク・ハブの構築

 世界はいまあらゆる分野で競争と協調の時代に入っています。大学も例外ではありません。一橋大学は、世界レベルでの大学間競争と協調においても、その特色と強みを生かし、社会科学における世界最高水準の教育研究拠点となることを目指しております。

 わが国の国立大学は2004年に法人化され、その後の12年間で国立大学運営費交付金全体は約11パーセント削減されました。国の財政が逼迫するなか、どの国立大学も厳しい財政状況に直面しています。

 一橋大学はこのような現状のなかで、本学のミッションを果たし、社会科学における世界最高水準の大学として日本及び世界の発展に貢献するために、資金を必要としております。本学は、充実した基金の活用によって研究・教育の水準を一層高め、上に掲げた4つのフロンティアで成果をあげ、その成果を持続的に社会に還元していきたいと強く願っております。

 こうした趣旨の下に、一橋大学は卒業生の方々をはじめとする個人の皆様や企業に、広く基金拡充へのお力添えをお願いいたしております。なにとぞこの趣旨をご理解いただき、格別のご支援とご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

一橋大学長         

蓼沼 宏一

Share On